短歌と妄想

短歌鑑賞ブログです!と言いつつほぼ読書日記です。

短歌と妄想

短歌鑑賞ブログです!ときどき読書日記です。

『マイ・ディア 親愛なる物語』

昭和の少女小説の大家、氷室冴子の没後10年のムック本。しばらく前に本屋で見かけて買いました。


氷室さんの小説そのものも色々懐かしいし(『なんて素敵にジャパネスク』『海がきこえる』など)、ゆかりの人々のインタビューは裏話が盛りだくさんで、読んでてとても楽しかったです。


その氷室さんの昔のエッセイで、『マイ・ディア 親愛なる物語』というのがあるのですが、これ高校の頃読んで、いつのまにか何処かへ行ってしまいました。今回すごく再読したくなり、文庫の小口がまっ茶色になった古本を入手しました!


で、今日読んだけど面白かったよ。


『マイ・ディア』は、いわゆる家庭小説(若草物語や赤毛のアンなどの古くからある少女小説)を、力いっぱいオススメするエッセイなんですよ。


ポコさんのブログに出て来た『「ふつうのおんなの子」のちから』に通じる話かなと思ったのですが、女性のあり方を否定しないんですよね。少女小説で、服装や食べ物の描写を味わう楽しみについても、些細なこととせず、具体例を挙げて賞賛しアツク語っています。


そんな中でも、氷室さんの作家としての視線が作家の文体、題材、描き方と時代背景の関係にも及んでいて鋭いです。氷室さんの少女時代の感想と、大人になってからの作家としての感想が両方読める感じのエッセイです!


マイ・ディア買ってよかったと思いました。この本の中で「一番好き」「絶版で悲しい」と言及されてる家庭小説『リンバロストの乙女』は、平成の末の今、河出文庫になってて、かつKindleでも入手できるので、とても手に入りやすくなっています…はい、これも、指が勝手にポチしましたね〜〜。

 

おまけ:

しばらくブログさぼってしまいました。


書いていないと、ちょこちょこ興味持ったこととかもすぐ忘れてしまうので、備忘録的な意味でも書こうと思いました。


短くても書いていこうと思います。


どうぞよろしくお願いします。

 

『氷室冴子: 没後10年記念特集』

https://www.amazon.co.jp/dp/430997953X/

 

 

マイ・ディア―親愛なる物語 (角川文庫)

マイ・ディア―親愛なる物語 (角川文庫)