短歌と妄想

短歌鑑賞ブログです!と言いつつほぼ読書日記です。

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夏の思い出、手をつないで②

和室にまつわる夏の怖い思い出を書こうと思ったけど、考えてみれば私自身は怖いものを見たことがなかったです。

 

母は、この和室で、布団ごと押し入れに引きずり込まれる夢をみたらしい。ズズッ、ズズッ…て引っ張られたというんですね。母のその再現話がリアルでこわかった。話の最後に「夜寝るときは、押し入れは絶対、閉めておいてよ」と言われて、こくこく頷いたものでした。

 

自分の経験としては、「見た」わけじゃないけど、こんなことありました。親戚のおばちゃんが病気で亡くなり、その一周忌の晩のことです。

 

私は和室で、一人で先に寝ようとしていました。夜は部屋の電気は全部消して、両親の枕元にあるシェード付き電灯の、豆電球だけつけて寝る習慣でした。

 

で、その晩、横になって眠くなるの待ってたら、豆電球がぶつんと消えた…。

 

うぎゃー!布団を頭までかぶって目をぎゅっと閉じ、体も固くして、誰か来るのをひたすら待ちました。

 

しばらくして、妹がふつーに部屋に入ってきました。

 

「〇子!今ね!今ね!そこの電気が勝手に消えたの!!!」

 

妹がすぐに部屋を明るくしてくれて、二人で電灯の検証。そしたら、コンセントが差し込み口から外れて落ちていました。

 

「もともとコンセントのさしかたがゆるんでたんじゃないの?それがさっきたまたま落っこったんだよ」

「そうだねそうだね。気づかなかったよー。びっくりしたわー」

 

という結論に達し、コンセントをしっかりさし直して、また部屋の電気を消し、二人とも布団に入りました。

 

約5分後。

 

また豆電球がぶつんと消えました。

 

「ぎゃ〜」

 

今度は2人だから心強い。

 

すぐとび起きて部屋を明るくしたら、また、コンセントがブッ、と外れて下に落っこちていました……。

 

騒ぎを聞きつけて母もやってきました。説明したのに母はあんまり怖がらない。もう一回しっかり差し込んだら大丈夫でしょ、もう寝なさいよあんたたち。

 

ということで三たび暗くして豆電球だけつけて寝たけど、そのあとは何事もなかったな。

 

不思議なのはこの現象の起きたのが、この日だけだったということ。

 

コンセントの差し込み口がいたんでて緩みやすいなら、次の日とか、その次の日とかも、コンセント落っこちそうなものじゃないですか?

 

その後二度と、コンセントがゆるんで勝手に落ちることはなかったのです……。

 

おばちゃん、自分のうちと間違えてこっちに来ちゃったのかなぁとかちょっと思いました。

 

もう30年前の話です。