短歌と妄想

短歌鑑賞ブログです!と言いつつほぼ読書日記です。

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強制冬眠の村〜学研の思い出2

昨日、学研の「◯年の学習」の記事を書いたのですが、冬の増刊号でも好きな話あったな〜と思い出したので書いてみます。

 

主人公は5年生くらいの男の子。家族で雪山にスキー旅行に来たが、夢中になって滑るうち、親とはぐれてしまう。

 

あたりはどんどん暗くなり、男の子は焦り始める。すると同い歳くらいの赤いスキーを履いた女の子が現れ、声をかけてくる。

 

「アンタ、都会の子?こんなところにいちゃだめ。こっちへ来て」

 

女の子は子供と思えない猛スピードでスキーを駆って男の子を導く。男の子もなにくそと必死でついていく。

 

「アンタ、都会の子にしては、やるじゃない」

 

スキーの腕前を褒められて男の子がムッとしたりしつつ、2人は洞穴みたいなとこに着く。火の気がなく寒々しい場所で、2人はおにぎりを分け合う。「家に帰らないのか?」と聞くと女の子は言う。「今は帰ってはいけない」と…。

 

その主人公の迷い込んだ雪深い村は、非常に貧しく、そこへもってきてその年の収穫が壊滅的だったのですね。村の大人たちが話し合った結果、十分な収穫の期待できる10年後まで、12歳以下の子供たちを全員眠らせよう、それで村の食料危機を乗り越えよう、という結論に達したのです。

 

「お兄ちゃんも、△ちゃんも、捕まって眠らされてる…。私はイヤ!10年も眠るなんて我慢できない!私はアンタと一緒に街に行く。道は大丈夫、スキーがあれば行けるわ。絶対に冬眠なんかしない!」

 

結局、2人は村人に見つかり、主人公をかばって女の子は村人に捕まる。最後、10年後の春に、男の子が村を訪れるシーンで終わる。

 

突っ込みどころは多いのですが、逃亡シーンの緊迫感と女の子のキリッとしたキャラクターが好きで、繰り返し読みましたよ。

 

懐かしい。

 

この話もタイトル不明、作者不明、掲載年不明。本になってたら、もう一回読みたいな。