短歌と妄想

短歌鑑賞ブログです!と言いつつほぼ読書日記です。

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テレビの中の砂浜〜学研の思い出1

小学生の頃、学研の雑誌を購読していたな。
妹は「◯年の科学」、私は「◯年の学習」だった。


周りの子には「科学」の方が人気あった。付録が実験系で面白かったから。私は読み物が好きだったから「学習」派。


「学習」の夏休み増刊号?に載ってて、何度も読み返した話があった。こういう話。


主人公は5年生くらいの男の子。足を骨折して自宅で療養中。幸い夏休みだから、友達が毎日遊びに来てくれる。


主人公の部屋には、壊れたテレビがある。スイッチ入れると何故か、砂嵐じゃなくて、砂浜が映る。あるとき友達がふざけてスイッチを入れると、画面内の砂浜で3歳くらいの坊やが夢中で砂遊びをしている。坊やの顔は主人公になんだか似ている。


以来、友達は来るたびにテレビをつけるが、画面の坊やには、徐々に背後から波の危険が迫ってくる。満潮に近づくのね。


ある日、もうこの子溺れちゃうよ!という時、テレビの中にボートが現れる。パジャマを着た少年が坊やを抱き上げる。画面を観ていた友達は安心する。あれ、よく見ると、ボートの少年は片足にギプスをはめているではないか?


ボートは画面から漕ぎ去ってしまう。


と、主人公が昼寝から目覚める。


「オイ!今お前があの子を助けてたぞ!!」と騒ぐ友達に、「今、助ける夢みてた…」と主人公は答える。


その後、両親から、過去に主人公が海で溺れかけ、謎の少年に助けられたことがあったと明かされる。その壊れたテレビはまだウチにある。


という話なんですがね。最後が締まらない感じだけど、なんだか好きな話でした。今書いてみて、この作者は、「テレビに砂嵐じゃなくて砂浜が映ったら」というところから着想してるな?と思いました(笑)


あーでも今のテレビは砂嵐も映らないのかな。電波が悪い時は黒い画面になるのかな?


ま、それはそれとして、この話、タイトル失念。作者名も失念。掲載年不明。


もし、本になってたらもう一回読みたいものです。