短歌と妄想

短歌鑑賞ブログです!と言いつつほぼ読書日記です。

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冬の夜の星君なりき

冬の夜の星君なりき一つをば云ふにはあらずことごとく皆
 
与謝野晶子『白桜集』

 

 
〔妄想的鑑賞〕
家へ帰る途中、ぽつんと星が見える。歩く間、星は瞬きながら一緒について歩く。家に入ってご飯を食べて、夜中にもう一度窓を開けて星を見る。するとさっきとは違う、もっと明るい光の星がいる。でもやっぱり瞬きながら自分を見てくれている。どの星も、どの星も、出会った星は全部、自分を見てくれている。星は遠くにいるあなたなんだと思う。きっとあなたが遠くから見守ってくれている。だから一人でも生きていけます。なんてね。
 
〔追記〕
短歌好きの友達が、同じ歌から、満天の星を思い浮かべて、ダイヤモンドをちりばめたようなゴージャスな鑑賞をしたんですよ。すごく素敵でしたねぇ。与謝野晶子はとっても大胆な人だったみたいなので、そちらの鑑賞の方が本人のイメージに近いのではと思いました。私の鑑賞は私自身の「つましさ」が出ているんですね(笑)それもまた楽し!
 
与謝野晶子歌集 (岩波文庫)

与謝野晶子歌集 (岩波文庫)